そらいろ
スタッフブログ
御礼《そらいろ開設2周年》~ ”小さな手”
こんにちは
そらいろの管理者を務めております畑中です。
一昨年、平成27年10月の開設以来、たくさんの出会いに恵まれ、おかげさまで本年10月1日をもちまして、そらいろは開所2周年を迎えることができました。
これもひとえに、利用者の皆様をはじめ、保育所・幼稚園、小中学校や児童相談所、保健センターや各行政機関、地域の皆様、その他たくさんの方々のお力添えの賜物と心より感謝申し上げます。
さて、ときおり、見学に来られた保護者様から、“〇〇は〇〇〇で~、お勉強はそらいろさんで~”との、お言葉頂くことがあります。
確かに学習支援は開設当初から現在にいたるまで常に力を注いできた そらいろの大きな特徴で、そのようにご評価いただけることはとても有難いことなのですが、その一方で、本当にその評価に値するよう、より一層努力していかなければいけないと強く思わされます。
そんな そらいろなのですが、なにもお勉強ばかりしているわけではなくて、体を使っての遊びや、工作・お絵かきといった創作活動、毎月のお楽しみ会や季節毎のイベント等々、実はお勉強以外にも色々な活動をしています。
天気のいい日には、よく近隣や郊外の公園にお出かけしたりするのですけれども、小さな生徒さんの子蟹のような手を握って歩いていると、“ あぁ、ぼくらの仕事って、こういうことなのかなぁ~ ” って、思うことがあります。
ときに強く、ときに優しくその手を握りしめ、見通しの良い広い原っぱでは、ほんの少しだけ手を放してみたり、小さな歩幅に合わせながらゆっくりと歩いていく…
子どもやその保護者様の悩みに耳を傾け、手探りのなか支援を行っていく作業は、時に暗闇を進む歩みを連想させられます。
真っ暗な冬の草原、僅かな星の光をたよりに、子どもやそのご家族に寄り添い、ともに少しずつ前進していく…… でも、周りに目を凝らすと、そこには僕らだけではなく、保育所、稚園、小中学校の先生や、児童相談所や行政機関、地域の方々など、実に多くの方々がいて、みんながそんな足取りを温かく見守っている……
そんなこと考えていると、なんだか少しだけ心が熱くなります。
私たちは、これからも、子どもやそのご家族と手をたずさえ、ともに歩んでいきます。
もしかしたら、手を握られているのは僕らのほうで、
小さな手が 僕らを未来へと導いてくれているのかもしれません。